2004/08/04
関係各位
阪神・淡路大震災から10年
「117タイムカプセル」開封プロジェクトについて、取材のお願い
「117タイムカプセル」震災ボランティア実行委員会
代表 高橋 康次郎
副代表(渉外担当)植草 康浩
副代表(記録担当)福田 信章
平素から私たちの活動に、ご理解ご協力を頂き誠にありがとうございます。
1995年4月8日、阪神・淡路大震災から3ヶ月が経とうとしていた時期、被災地神戸市で災害救援活動を継続していた「SVA」(曹洞宗国際ボランティア会→現:(社)シャンティ国際ボランティア会)の参加ボランティアが中心となり、被災者の元気づけを目的にイベント「花祭り」を長田区菅原地区で開催しました。
春が訪れた被災地で。焼け野原となった菅原市場のイベント会場には、大勢のボランティアと地元住民が集まり笑顔が見られました。イベントは、地元の協力を得て成功し「復興に向けてがんばろう」という気持ちを応援する行事になりました。
同イベントの1プログラムとして「10年後の神戸へ、自分へ向けたメッセージ」がありました。被災者・ボランティアを問わず、手紙やビデオレターで10年後の神戸へ、自分たちへと、メッセージを発信するという企画です。これらのメッセージは、現在タイムカプセルの中にあり、神戸市兵庫区八王寺境内に埋められています。
このたびの企画は、SVAの協力のもと、元ボランティアの有志により行うものです。阪神・淡路大震災から10年を迎える2005年1月17日を前に、このタイムカプセルを掘り出し、自ら書いた手紙をそれぞれの方の手元へ、私たち元ボランティアからの感謝のメッセージも添えて届けようとしています、
また、旧交を温め、この10年を振り返るとともに「災害救援とボランティア」や「市民社会の拡がりと地域」について再認識し、私たちの未来を見据えるための新たな機会と致します。
10年間に、様々な出来事があり既に神戸の土地を離れた方、地元を離れたボランティアもたくさんおられるようです。これらの方々を根気良く捜すことが重要な意味を持ってきます。
つきましては、主旨にご理解・ご賛同いただけるメディアの方々には、貴媒体での報道を通じて、本企画の紹介をいただけましたら幸いです。ご検討いただきますよう、お願い申し上げます。
目的
タイムカプセルを掘り出し、それぞれの方に自らが残したメッセージを届ける。同時に、私たちからは、当時をふりかえっての感謝のメッセージを届ける。その課程を映像などに納め、阪神・淡路大震災からの10年間を、災害救援・ボランティア・市民活動・市民社会の拡がり等について振り返る。
内容
- タイムカプセルの掘り出し
- タイムカプセルのメッセージの返送
- ビデオレターおよびタイムカプセル掘り起こし風景などを編集した映像の公開
- 阪神・淡路大震災ボランティアによる同窓会の開催
スケジュール
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2004年 |
4月 |
実行委員会発足 |
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7月 |
記録ビデオの構成作り |
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8月7日(土)
14時〜 |
タイムカプセル掘り起こし
(神戸市兵庫区羽板通り2-1 八王寺境内にて) |
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9月 |
ビデオ取材、編集作業、手紙返送作業 |
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11月20日 |
SVAボランティア同窓会、手紙返送作業 |
2005年 |
1月 |
各地のイベント・ボランティアネットワークを通じたビデオレター・映像の公開 |
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