阪神・淡路大震災で失われたモノ、残されたモノ、生まれたモノ…そんな記憶を記録します。

  1. Home
  2. 震災基礎データ集Top
  3. 東北地方太平洋沖地震/東日本大震災の概要

東北地方太平洋沖地震
データで見る概要
 (2012/4/25)暫定値

  • ほとんどの情報は確定値ではなく、日々更新され発表されています。最新の正確なデータは、各出典元の機関・リンク先で確認下さい。
陸高の沿岸部に1本残った高田松原の松。震災廃棄物の仮置き場と隣接している。
陸高の沿岸部に1本残った高田松原の松。震災廃棄物の仮置き場と隣接している。
(岩手県陸前高田市 2011年7月17日) [クリックで拡大]
  • 震源時(日本標準時)
  • Date-Time(UTC)
  • 震央地
  •  
  • 震源の深さ
  • 震源域
  • モーメントマグニチュード(Mw)
  • 気象庁マグニチュード(Mjma)
  • 津波マグニチュード((Mt)
  • 気象庁震度階級(震度)
  • 発震機構解(CMT解)
  • 最大加速度
  • 余震
  • 地盤沈下
  • 震動継続時間
  • 緊急地震速報
  • 平成23年(2011年)3月11日14時46分18秒1[5]
  • Friday, March 11, 2011 at 05:46:23[6]
  • 三陸沖(牡鹿半島の東南東、約130km付近)
    [北緯38°06.2′/東経142°51.6′]
    [108]
  • 24km[108]
  • 長さ約500km,幅約200kmの領域(岩手沖〜茨城沖)[102]
  • 9.0[7]
  • 8.4(暫定値)[11]
  • 9.1[101]
  • 最大震度7(激震)(宮城県栗原市築館)[5]
  • 西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型[1]
  • 2933gal(三成分合成値 観測点:栗原市築館)[8]
  • 219回(震度4以上:2011/3/11〜12/31)[107]
  • -84cm(調査地点:岩手県陸前高田市・小友町)[17]
  • 3分程度[11],[12]
  • 8.6秒後[14時46分48.8秒提供(同46分40.2秒地震波検知)][36]

    出典元

[73]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)について,緊急災害対策本部(政府),2011年8月23日

[23]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)(第137報),総務省消防庁災害対策本部,2011年8月25日

[1]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第12報),気象庁,2011年3月12日

[3]e-Gov,総務省,2011年

[5]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」及び同地震以降の地震により各地で観測された震度等について(第2報),気象庁,2011年4月25日

[5b]各地の震度,気象庁

[6]Magnitude 9.0 - NEAR THE EAST COAST OF HONSHU, JAPAN - U.S. Geological Survey(USGS)

[7]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第15報),気象庁,2011年3月13日

[8]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による強震動,独立行政法人 防災科学技術研究所,2011年4月20日

[9]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について,気象庁,2011年3月11日

[10]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第2報),気象庁,2011年3月11日

[11]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第28報),気象庁,2011年3月25日

[12]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震時に震度計で観測した各地の揺れの状況について,気象庁,2011年3月25日

[15]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震にかかる災害救助法の適用について(第11報),厚生労働省社会・援護局総務課災害救助・救援対策室,2011年3月24日

[17]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴う地盤沈下調査結果について,国土地理院,2011年4月14日

[19]東日本大震災:福島から3万人県外避難 44都道府県に,毎日新聞,2011年4月19日

[20]東日本大地震・津波遺児1,100人超「特別一時金」給付額増額,あしなが育英会,2011年5月31日

[22]東北地方太平洋沖地震津波の概要(第3報),一般財団法人 日本気象協会,2011年4月22日

[27]東日本大震災について〜東北地方太平洋沖地震の被害と対応〜,農林水産省,2011年5月6日

[36]緊急地震速報の発信状況/内容,気象庁,2011年3月11日

[41]東日本大震災に係る総務省の対応状況(平成23年4月28日10時現在),総務省,2011年4月28日

[47]東日本大震災関連情報-総務省統計局・政策統括官(統計基準担当)の統計調査等関連の取り組み「東日本太平洋岸地域のデータ及び被災関係データ」,総務省統計局

[49]データを読む「東日本大震災」関連調査 太平洋沿岸 東北4県44市区町村の震災前経済規模,(株)東京商工リサーチ,2011年3月24日

[52]訪日外国人旅行者数の推移(4月14日市村大臣政務官会見参考資料),観光庁,2011年4月14日

[53]東日本大震災について〜被災した農業集落排水施設の支援状況(4月27日現在),農林水産省,2011年4月27日

[54]平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害と対応〜津波により流失や冠水等の被害を受けた農地の推定面積〜,農林水産省,2011年3月29日

[55]林野関係被害,農林水産省林野庁,2011年5月6日

[58]東日本大震災:森林1669ヘクタール失う 3県で,毎日新聞,2011年5月4日

[81]仙台で地滑り「被災者の会」結成相次ぐ,讀賣新聞東京本社宮城版,2011年6月1日

[101]2011年3月 東北地方太平洋沖地震 津波マグニチュードMt(K.Abe,1979)-津波から見た地震の規模-,東京大学地震研究所広報アウトリーチ室,2011年3月22日

[102]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第15報) ,気象庁,2011年3月13日

[107]「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第61報),気象庁,2012年1月10日

[108]平成23年度災害時自然現象報告書『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震』,気象庁,2011年8月17日発行

解説

    参考・調査データ

    地震科学

    地殻変動

  • 関連リンク・地殻変動

  • 地殻変動 - 国土交通省 国土地理院:平成23年(2011年)東日本大震災に関する情報提供。「GPS連続観測から得られた電子基準点の地殻変動」「震源断層モデルについて」「地震に伴う地殻変動量」「陸域及び海域の地殻変動と滑り分布モデル」「電子基準点1秒データによる地震の地殻変動」等
  • Honshu Japan Mw 9.0 Earthquake:March 11, 2011 - Vents Acoustics Monitoring Program:アメリカ海洋大気圏局 ベント・プログラム

    海中の地震音

今回の地震の記録は、太平洋の海底でも振動音が捕らえられていた。観測したのはアメリカ海軍が海底に設置した、SOSUS(ソーサス、Sound Surveillance System)という潜水艦のソナー監視をする音響監視システムのハイドロフォンというもので、近年では学術研究にも利用されているという。このデータをアメリカ海洋大気圏局のベント研究チームが分析して確認した。

観測したのは、アラスカのアリューシャン列島の近くと中部北太平洋の海底に位置するハイドロフォン。アリューシャン列島は、日本から実に900マイル(=1450キロメートル)も離れた場所にある。

こうした記録された地震音響の圧力信号データは、これまでハイドロフォンアレイに記録されてきたデータ、潜水艦のソナー音や火山噴火の振動などの数々の記録の中でも最大のデータだったという。

    "地震兵器"トンデモ説/デマ/陰謀論

今回の地震と震災の発生について、自然現象ではなく「地震兵器」を用いて何者かによって引き起こされた陰謀であるという意見を真剣に発言している者も現れている。だがそうした意見の全ては無根拠であり、ただのデマ・妄想でしかなく議論の余地もないものである。

しかしそのまま無視をしていても、流布されていくなかでノンフィクションだと信じてしまう人も現れかねず、今後問題になりかねない。こうした地震兵器の陰謀論については、すべて科学的に「間違いである」という反証が行われている。

前兆研究

ちなみに地震予知研究や前兆現象の証言なども、数多く行われている。地震の発生前には、普段とは何かが違う現象が確認できるのではないかとの様々な現象についての因果関係の研究である。月の満ち欠け(朔望)や気象、大気(色、ガス、イオンなど)の異常、温泉や井戸、池などの地質の異常、人や獣類、昆虫、植物、魚類、鳥類などの生物の行動や感覚、家電などの機器異常など、その報告は多岐にわたり調査、観測、研究も行われている。

しかしながら現時点では地盤やプレート、断層の動きなどの観測を除き、いずれにおいても科学的に「前兆現象」であると証明された研究報告はなく、地震予知に向けての実用的なものはない。こうした前兆の報告には、人の心理的な側面による影響や通常の科学現象であるものも多いという。また地震自体は、機器に観測されないような微小なものも含めれば、毎日どこかで発生しているものだ。今後の研究に期待したいところだが、現時点では科学的な証明が行われていないという意味では、この類の風説があれば、それはデマまがいの域を出ないものとも言える。

はてなブックマークに追加 Google ブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 del.icio.us に登録